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泉田法律事務所

遷延性意識障害に苦しんでおられる方へ

遷延性意識障害というのは、
交通事故の外傷により脳が深刻なダメージを受け、
意識が回復しない状態をいいます。

遷延性意識障害の方は、
脳幹が機能していますので、
生命を維持できます。
脳死とは違います。

遷延性意識障害といっても、
口角の動作等によって、
感情の動きがわかるときもありますし、
急な来客には緊張して体がこわばるというような反応を
示してくれることもあります。

遷延性意識障害の方は、
意思表示ができませんから、
ご本人では
弁護士に依頼したくてもできません。

しかし、弁護士依頼が必要です。
将来介護費用や家屋改造費など、
受けなければならない賠償項目が多岐に及び、
かつ、賠償額もきわめて多額に及ぶので
弁護士の専門的対応が必須だからです。

では、どうすればいいのか、
ということになりますが、
成年後見制度のご活用が必要になります。

家庭裁判所に対し、
後見人選任の申立をし、
ご親族が後見人に就任していただき、
その後見人から弁護士にご依頼いただくことになります。

当事務所では、
交通外傷により、
遷延性意識障害を患われた方の場合、
成年後見申立もトータルサポートの一内容として、
サポートいたします。

また、当事務所の弁護士が、
後見人の任に当たることも可能な場合があります。

遷延性意識障害の方ご本人の苦しみは、
意思表示ができないという苦しみは、
顔についたほこりも自分では払えないという苦しみは、
したいことがたくさんあったのに、
それができなくなった苦しみは、
いかほどのものでしょうか。

そして、
大切な人がそのような状態になってしまった人の苦しみは、
大切な人と会話ができなくなってしまった人の苦しみは、
大切な人が、毎日、
死と闘っている姿をそばで見続けなければならない人の苦しみは、
なんといっていいかわかりません。

毎日、声をかけ続けて、
少しでも、意思表示の息吹を感じたくて、
少しでも、昨日よりよくなったことを喜び、
たった一瞬によって変わってしまった生活を、
それでも懸命に生きる。

弁護士の仕事は、
その生活を成り立たせる金銭的基盤を
築くことにつきます。



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